地盤改良しても固まらない??
地盤改良しても固まらない土?
湿式柱状改良工法は水とセメント系固化材混ぜ地中で混合攪拌し固める工法です。使用する固化材は「アルカリ性」で多くの地盤は「中性」で問題はありません。しかし地域によっては「酸性」の土があり固化材を混ぜても「中性」になるだけで固化しないケースもありますので注意が必要です。
さらに注意が必要なのは「腐植土」とよばれる土質で乾燥させると殆どが植物繊維で単に土が少ないだけでなく動植物の腐敗によって生じる「フミン酸」が含まれています。
固まらない土と分かったら固化材を変更するか、工法自体の再検討が必要です。
なお、住宅建築で多く用いられるスウェーデン式サウンディング試験では土質の判別ができないため、あらかじめ想定される場合にはボーリング調査をし確実に土質を把握するのが重要です。
実際の施工現場では確実に混合攪拌・固化するかを確認するためにフェノール反応を確認するのも管理として重要になります。
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